JRuby徹底入門

先日、溝口で打ち合わせ中に時間があいて、思わず購入しました。RBCの最首英裕さんが代表を務めるイーシー・ワンの著作ですが、私としては、JRubyというともう大場光一郎さんしかないんですよね。Webエンジニア武勇伝のインタビューやセミナーでもお世話になりっぱなしなのもありますが・・・。

本書の内容な、「本書の読み方」に下記のように書かれています。


内容紹介
本書は主にJavaユーザに向けて書かれたJRubyの入門書です。
基本的にはJRubyについて全く(あるいはほとんど)知識のない方を対象として、JRubyとは何か、どんな風に使うのか、JRubyを使うことでどんな良いことがあるのか...といった事柄を分かりやすくまとめています。

◆本書の構成
本書のPart1~Part2では、JavaRubyの歴史からJRubyの周辺情報などを、読み物風にまとめました。この部分を一通りお読みいただけば、「JRubyって何?」という質問に答えられるようになるでしょう。
Part3~Part4は、実際にJRubyをインストールして利用するための易しいチュートリアルになっています。とりあえず使ってみたいという方は、ここを中心にお読みください。
Part5は「体験 Ruby on Rails」と題して、JRubyを使ったRuby on Railsアプリケーションの開発について簡単に紹介しています。
Ruby(JRuby)とRailsはもはや切っても切れない関係にあります。本書はRailsの解説書ではありませんが、Railsによる開発の雰囲気だけでも感じていただければという思いから、ごくさわりの部分だけを解説させていただきました。「Railsを理解する」という目的で使うには多分に舌足らずな内容ですが、書籍の趣旨としてご理解ください。Railsを学ぶのにお勧めの入門書を巻末にて紹介していますので、ぜひそちらも参考になさってください。
Part6では、JRubyにおけるJavaRubyの連携について、ごく基本的な事柄をまとめました。
Part6の執筆に際しては、JRubyのドキュメントおよびJRuby Wikiにて公開されている種々の情報を参考にさせていただきました。前述の通り、JRubyの仕様はバージョンアップにより随時変更される可能性がありますので、実際の利用に際しては、適時公式サイトにて情報を確認していただくようお願いします。
ラストを飾るPart7は、本書のメインディッシュともいうべきパートです。
Javaで書かれたコードを徐々にRuby風に作り変えていく過程を通して、JRuby上でのRubyスクリプティング(=JRubyスクリプティング)の醍醐味を味わってみてください。                         (「本書の読み方」より)

最近、Matzの講演でも、Rubyについて、JRubyを初めてとして、IronRubyやらMacRubyなどいろいろなRuby実装やRuby実行環境が出ているというお話が定番になっており、このあたりは今後も注目の領域かと思います。

空きのセミナーでは、Railsにこだわらず、そういう部分も取り上げてみるというのも手かもしれないなあと思ったりもします。