Ruby会議2009、第2日目「matz基調講演」など

siroi_mogutan2009-07-18

Ruby会議2009の第2日目を終了しました。第2日目午後にmatzの基調講演があり、会場は満席。2階特設のスポンサー、スピーカー、コミッター専用席まで満席となりました。

今回のmatz基調講演のテーマは「Ruby羅針盤」でした。Rubyコミュニティは、今どこにいて、どこに向かおうとしているのかということで、Rubyコミュニティの目指す方向性についての言及でした。

詳細は、いろいろな方がブログで書かれていると思いますので、まとめスライドについてのメモ程度に。

「フェアである」「自己責任」「信頼する」「継続する」ということなのですが、これに「感謝する」が加わって5つのあり方を示されました。素晴らしい考え方だと改めて感心させられました。Rubyのコンセプトがかつてのウェブキャリアのコンセプトと近いということからRubyのコミュニティに参加しているのですが、コミュニティのあり方にもとても賛同できるのは本当に幸せなことで、このRubyのコミュニティについてきて本当によかったなあと嬉しく思いました。

また、現在のRubyコミュニティの居場所を「プログラミング黄金時代」と表わしていましたが、これも素晴らしいことですよね。不遇の時代にも現在のコミュニティの中心メンバーが粘り強く努力してきたおかげでRuby会議にこれだけの人が集まるという状態が生まれえたわけですからね。確かにRubyの案件も増えきているし、徐々にではあるけど、Ruby黄金時代が近づいてきているように思います。

後半の講演では、リクルートメディアテクノロジーラボの大井宏友さんのお話で、リクルートメディアテクノロジーラボの展開している11のWebサービスのうち8つがRuby on Railsで構築されているという結構びっくりする話が出てきたりもしました。また、昨年、ウェブキャリアのセミナーでも講演いただいたニフティの浜中慶さん、成田智也さんやローハイドの吉見和也の講演、インタビューさせていただいたばかりのクリアコードの須藤功平さんの講演などなど見どころたくさんでした。

夜は、昨夜の懇親会に続いて、持ち込み制のミニ飲み会。毎日盛り上がりまくりですね。1年に一度のRubyのお祭りということで、万葉の大場寧子さんの頭にも見事な花が咲いていました!

明日は最終日です! じっくり楽しみたいと思います。