職場活性化の「すごい!」手法

siroi_mogutan2009-04-26

前職のリクルートで何度かご一緒させていただいた大塚寿さんの著作、『職場活性化の「すごい!」手法』(PHPビジネス新書刊)を読み終えました。

どこかで見たような聞いたようなやったようなものが多いのですが、帯にもある通り、「これだけあればどれかは効く!」というのは確かな話でしょう。大きな話でいうと「社員運動会」や「社員旅行」というコストのかかる会社行事に行きつきますが、お金がかからないちょっとした工夫や個人レベルで実行できる施策も満載です。

個人的にいいなあと思うものは、「部下を育てた人が評価される仕組みづくり」と「勝手にメンターシップ」ですかね。前者は読んで字のごとくですが、部下の育成がダイレクトに業績評価に反映される企業って確かに少ないかもしれませんよね。また勝手にメンターシップとは、いわゆるメンターとなりうる人を自分で勝手に探して弟子入りを志願するというもの。会社に決められるチューターではうまくいかないことも多いですから、これも面白いと思います。

難しいけどグッドアイデアだなと思ったのは、地方高校の生徒会長を採用せよ! これは実際は難しいけど確かに何か効果はありそうですね。

いくつか試してみたいものもありますが、エンジニアが中心の会社でいきなりやると、いろいろ波紋もありそうだし・・・と思ってしまうところが最近いけないなと反省しきり。

「エンジニアだからしょうがない・・・」というエンジニアの免罪符をなくすことが、実はエンジニアの地位い向上とかキャリア支援への大きな一歩なんですよね。これにチャレンジしなきゃ!