篠田庸介さんの「生き残るSE」に感動〜SEの仕事はシステムを開発する

株式会社ヘッドウォータース代表取締役の篠田庸介さんの著作、「生き残るSE」に激しく感動、激しく共感です。思わず、ご本人に感動を伝えるメールを打ってしまいました。

久しぶりに書店で手にしてそのまま購入し、そしてそのまま読破しました。

表紙に「技術バカ」に未来はない!と書いてあり、ちょっとぎょとしますが、篠田さん自身は、批判も覚悟の上で書くと宣言されています。

私のつたない文で要約するのもなんですから、いつも通り、気にいったフレーズを記載しますが、これだけ読んでいただいてもかなり刺さること間違いなしです。

■エンジニアこそが国を牽引する役割を果たさなければならない
■技術オタクは採用するな
■SEには、自分は職人だという意識は邪魔だから捨てるべきだとアドバイスしておく
■会社に必要なのはビジネスマン
■SEの仕事はシステムを開発することではない。技術を使いビジネスをすることが仕事なのである
■人並みの努力しかせず、人と同じ道しか歩めないなら、二束三文の人材にしかなれない
■どの世界でも一流と呼ばれそのように扱われる人は、死ぬほど努力している
■好きなことを仕事にするというのは、一見、幸せな人生を約束してくれるようにも聞こえるが、それは大きな誤解である
■単なる作業員としての付加価値の低い仕事では40歳、50歳になったら仕事がなくなる
■歳を重ねたSEがビジネスを知らず生存できる場所はほとんどないといっていい
■極論を言えば、組織にとってプラスになるなら。個人の快適さなど二の次で構わない
■組織が強くなって会社が繁栄すれば、社員もまた果実を得る
■日曜日にゴロゴロしているSEはいつまでたっても三流だ
■生き残りたいなら人より余計に汗を流せ
■エンジニアを職人と呼ぶには絶対数があまりにも多く、希少価値がなさすぎる
■自分の会社の文句ばかりいう人に、仕事で高いパフォーマンスを上げられる人はいない
■責任感の大部分は能力によって決まるのではなく、自覚と気概によって保証される
■すべてをメールで済ませるのは駄目SEの典型
■遅刻も業績悪化も自分のせい
■電車の遅延など年に何回も起こるのだから、それを前提に出社する
■ビジネスマンの態度やクライアントの感情にこだわっているSEは少ない
■人間は負荷がかからなければ絶対に成長できない
■経営幹部は守るものでも育てるものでもない。育てるのはメンバーまで
■幹部には重責を乗せ、困難を突きつけ、混沌を与える
■権利を得たければ、自分も代償を払い相応の努力をしろ
■あらゆる組織は存続が目的となった瞬間に腐敗する
■自分が出した実績なんて、気持ちのうえではすぐに捨てたほうがいい

うわー、今日は豊作です!