強みを理解していれば自然と具体的

siroi_mogutan2009-01-23

以上なペースで発刊される三田紀房さんのエンゼルバンクですが、5巻が23日に出ました。今回は、帯にもある通り、「常套句を疑え!」が大きなテーマとなっています。

内容的には求人広告の表現についての考察ですが、リクルートエージェントがコンテンツ提供しているであって、よい視点の話だと思いました。現在、ウェブキャリアでもエンジニア募集のための広告表現全般を見直そうと思っているので参考にもなりました。

こんな展開でした。



褒め言葉の常套句が並んでいる商品の価値は疑ってかかれ。褒めているつもりで自ら駄目だって白状しているんだよ。無難な褒め言葉しかないものには要注意だ。マイナスのヒントだと気づかないといけない。会社の求人票のアピール部分も同じ。

「若者中心で笑顔が絶えない職場」「個性が生かせる」「チャンスは無限大」

こんな抽象的な修飾語があったら、まずはその会社を疑ってかかれ。人が何かを表現するとき、そこには必ず裏の考えが潜んでいる。「笑顔が絶えない職場」というのはいい会社なら当たり前のことなのに、わざわざ言うのはその会社では当たり前ではないと白状しているんだ。世の中で誰かが何かを強調している時、その反対が本当は現実なんだよ。

いい物件と同じでいい会社は具体的なことをアピールしている。自分たちの会社の強みを理解していれば、自然と具体的になる。



確かにそうなんですよね。強みを理解していれば自然と具体的になる。その通りです