EC研究会

EC研究会に行ってきました。今回から会場が大手町のオプト社の会議室に変わり、ちょっと違った雰囲気になりました。

今回の講演は、下記の通りです。

■1.講演1:13:00〜13:50
 講演テーマと講師:
 『レコチョクが実現するデジタルとパッケージのハイブリッド流通』
 株式会社レコチョク 代表執行役副社長 服部 達也氏
 (旧社名:レーベルモバイル株式会社、今年2/1に社名を変更)
 〇講演1では、携帯電話向け音楽配信最大手企業が物販を開始する戦略がよくわかります。

■2.講演2:14:00〜14:50
 講演テーマと講師:
 『アリババの中国向け輸出支援サービスについて』
 アリババ株式会社 セールス部長・サービス部長 大佐々 憲氏
 〇講演2では、中国ネット卸し(B2B)市場への参入に不可欠な中国バイヤー情報とパートナーを得ることができます。

■3.講演3:15:00〜15:50
★講演冒頭に陳海騰社長の挨拶があります!(陳社長は、中
 国福建省アモイ市の出身で、NTT西日本、インデックス、DAC各社での幹部経験があります)
 講演テーマと講師:
 『中国インターネットマーケティング百度(Baidu)の広告メニュー〜 EC事業者のCTR、CPC から見るトレンドと課題 〜』
 百度株式会社 国際事業室/マネージャー 高橋 大介氏
 〇講演3では、中国ネット小売り(B2C)市場への参入に不可欠な検索エンジン情報と提携相手を得ることができます。

■4.講演4:16:00〜16:50
 講演テーマと講師:
 『仮想空間サービス「うぇぶぐるみ」の現状と今後の展望』
 (株)セガトイズ コンテンツマーケティング部長 大西 智彦氏
 〇講演4では、ネットコミュニティーとの安全・安心な初接触・初体験が、ぬいぐるみの購入から始まるという、日本初のビジネスモデル(収益構造)の設計方法がよくわかります。

意外と興味深かったのが、株式会社レコチョク 代表執行役副社長 服部達也氏のお話。最近の若い世代は、初めて買う音楽が「着うた」という方が多いらしいという話を聞いてショックを受けました。なんせ私の頃はドーナッツ盤どころかミュージックテープでしたからね。。。

その他にも、以前のヒットの作り方は、発売までのプロモーションに全力をかけて、初登場1位を獲得するもののあとは落ちていくだけというものだったのに対して、最近の傾向は変わってきているというお話をされていました。

たとえば、昨年大ヒットした(今でも続いています)青山テルマの「そばにいるね」などは、1000万DLを記録したヒットですが、45秒の着うたが先行し、曲調と季節のクリエイティブが秀逸なCMでブレイクした曲の例です。他にも宇多田ヒカルの「Prison of love」、GReeeenの「キセキ」、My little loverの「音のない世界」なども従来のヒット曲とは異なる流れで大ヒットを達成しました。

服部氏いわく、「感動」→「行動」がモバイルによってリアルタイムになってきていて、もはやAIDMAとかAISASといったマーケティング理論が通用しなくなってきているということでした。いやはやすごい時代になったものです。