WBC連覇に湧く中、野村監督の言葉に耳を傾ける

siroi_mogutan2009-03-24

劇的な逆転勝利でWCCを連破した侍ジャパンに国内は大盛りあがりですね。それはそれでとてもよいことで、サラリーマンも学生も主婦も老人も元気になるので、経済的にも少なからずよい効果があるのではないかと思います。

以前、ドーハの悲劇で、日本サッカーがワールドカップ出場を寸でのところで逃した翌日は、日本国中が沈んで見えたものですが、それを考えると素晴らしいことだと思います。

そん中、昨日に引き続き、野村監督の言葉に耳を傾けたいと思います。以前、「野村再生工場」という本の紹介でも触れましたが、その時よりも思いが強くなってきたので、再度語りたくなりました。

「人間的成長なくして技術的進歩なし」

蓋し名言です。野村監督もその器をみとめる川上哲治監督も「野球人である前に、人間として一流といえるか」を大切にして、ことあるごとにV9当時の巨人軍の選手に説いたと言います。

ウェブキャリアはエンジニアのキャリアを支援する会社です。エンジニアも技術偏重的な世間の評価があり、それはそれで正しい側面もありますが、はたして人間性や人間的成長というテーマについては、「エンジニアだから仕方がない」というような免罪符を与えられていて、そのぬるま湯に浸かってしまっているように見えて仕方がありません。

私は、エンジニアも野村監督がいように、「人間的成長なくして技術的進歩なし」が当てはまる仕事だと思います。これを怠ったエンジニア教育は将来的にエンジニアを不幸にするでしょう。ここはエンジニアの関わるビジネスをする以上、避けて通れない大きな部分だと再認識しました。

まだ、やるべきことがいっぱいあります。100年に一度の不景気とも言っていられませんね!