山田芳裕さんの「へうげもの」の第9服が出ました。この「へうげもの」は、時代劇でありながら、戦国時代の最中、千利休の弟子であった武将、古田織部正の数寄者人生を描いた作品です。
画もすごければ視点もすごい、これはまたなんともいえない傑作です。モーニング連載というところも渋いですね。
第9服の第91席で、秀吉に切腹を命じられた千利休の介錯役と務めることとなった弟子織部の心情を直接的かつきめ細かく描かれていますが、介錯した後、利休の首を片手に現れた織部に、というか織部が手にしていた利休の首に多くの諸侯がひれ伏すシーンは圧巻です。
ちょっと今後も目が離せない作品なのではないかと思います。