爆笑! 「ナマの京都」
なんとも笑える本でした。それも京都がテーマですからたまりません。作者のグレゴリ青山さんは京都生まれの京都育ち、25年を京都で過ごした生粋の京都人。京都を離れて京都の良さが初めて分かったと書かれていましたが、そんなものなんでしょうね。
京都の知人に言わせれば、「なんでわざわざ京都なんかに観光に来るの」か疑問だそうですからね。
帯にも書かれている京都語における語尾の敬語の説明がグーでした。
<はる>
語尾につける敬語。ただし本当に尊敬しているとは限らない。
「お客さん、おもしろいおハシの持ち方で食べはるなあ」
「いやあ、あはは」
<よる>
「はる」の反対で見下したり、軽んじたりするときに語尾につける。ただし絶対によそさん(他人・京都人以外の人)の前では使わない。
「ホラ見てみ あの人けったいなおハシの持ち方で食べよるわ」
「ほんまや」
リアリティありますがな。